ご覧頂きましてありがとうございます、82年おとこです。
今回はファイロファックスのシステム手帳、ヘリテージバイブルサイズをご紹介いたします。
購入先はGLADDで8,200円(税込)、国内定価20,350円(税込)の6割引程で手にする事が出来ました。
システム手帳に関して今の時代、使う場面は多くはありませんが、堅牢なバインダーで様々なリフィルをまとめ、革のカバーで包まれた姿に魅力を感じるというか、文具好きのボクにとって刺さる部分の多いものがあります。
輸入代理店の製品紹介文は以下のようにあります。
システム手帳のパイオニアとして1世紀近く受け継いできたファイロファックスのフィロソフィーを体現したヘリテージ。
ファイロファックスの語源である「Filo of Facts」の精神に立ち戻り、情報を書き込んで管理することを追求したミニマルなモデルです。
バッファローレザーの滑らかな質感を引き立たせる無駄のないシンプルな佇まいは、気品と風格を漂わせデザインです。
数多あるシステム手帳のブランドですが、ファイロファックスはその先駆者であり、以前に比べ品質が落ちたとか、生産拠点がアジアになったとか、昔を知る方から見たらネガティブなイメージを持たれることも多いですが、これだけデジタル化が進む中、ブランドを存続させていること自体、凄いのではないかと感じています。
また、製品の品質に関して、他ブランドで優れたものは多くありますが、ファイロファックスが持つ雰囲気、それはやはり他では味わえない独特のものがあると言えます、言葉ではうまく表現出来ませんが。
ヘリテージのデザインはその名が表すように、ファイロファックス往年の名品とされるウィンチェスターを踏襲しながらも、ファスナーボタンや、内装ポケットを取り除いたピュアなレイアウトが特徴です。
素材は柔らかでシボ感の強いバッファローが用いられ、一般的なウィンチェスターで採用されたモンタナカーフと質感は異なりますが、モンタナカーフ独自のハリとツヤ感を除けば、見た目の雰囲気はウィンチェスターに似ているのではないでしょうか。
また、ヘリテージに特徴として、本体と同じバッファローレザーの下敷きがセットされ、そこに伸縮性のあるペンループが備えられています。
下敷きにも本体と同じく、モデル名や革製である内容が記されます。
この下敷きは大きなポケットの構造となっており、上辺からあるいは中央のスリット部から出し入れが行えます。
本体に一切のポケットが無いことへの配慮であると同時に、サイズが制限されない分使い勝手が良いのではないでしょうか。
なお、このヘリテージバイブルサイズのリング径は23ミリで、同社の最もスタンダードなサイズと言えます。
最後に背表紙部分ですが、ここに入るステッチこそがウィンチェスターを彷彿とさせ、最初に記した、ファイロファックスならではの雰囲気の一つと言えそうです。
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。
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